ダンボールや発泡スチロールって普通に買えるんですよね。
みなさん、こんばんは。
身近にあるものを詳しく見ていこうシリーズ第一弾。
今回は包装材である、ダンボールと発泡スチロールを見ていきたいと思います。
すぐに処分してしまうこれらにもいろいろと種類があり、用途に応じて使い分けられています。
ダンボール
ダンボールは一枚の紙からできているわけではありません。
「表の紙」「中芯」「裏の紙」の3枚からできています。
その3枚の紙の材質によってダンボールの種類が変わってきます。
ダンボールの厚さのことを【フルート】と呼びます。
フルート:厚さ
- Aフルート:5mm 一番定番のもので幅広い用途に使われています。波の数が30㎝に34±2個ずつあります。
- Bフルート:3mm Aフルートに比べて少し薄いので、切れ込みや折り込みが入れやすいのが特徴。波の数は30㎝に50±2個
- wフルート:8mm AとBの重ね合わせで、輸出用として使われています。
紙の硬さを【ライナー】と呼びます。ライナーによって値段は変わってきます。
ライナー:紙の硬さ
- C5:柔らかい 古紙で作られている事が多いため、値段も安いめです。
- K5:普通 定番。
- K6:硬め バージンパルプという、木材を材料にしたモノで作られているため、C5に比べて値段が高めです。
ダンボールにもいろいろと種類があるものですね。
普段は捨ててしまうダンボールですがお店やネットにも売っています。引っ越しをしたことがある人は買ったことあるかもしれませんね。
発泡スチロール
次は発泡スチロールです。
石油から作られたポリスチレン(PS)を小さな粒状にしてそれを蒸気で加熱して50倍に膨らませます。発泡スチロールの体積の98%は空気です。
特徴としては【断熱性】【緩衝性】【防水性】に優れていて、軽くて加工しやすいことです。
ダンボール同様発泡スチロールにもいくつかの種類があります。
- EPS
- XSP
- PSP
一般的に発泡スチロールと呼ばれているものがEPSです。原料である粒(ビーズ)を発泡させてできます。
PSP(発泡スチレンシート)(polystyrene paper)は納豆の容器やカップ焼きそばの容器などに使われいます。
XPS(押出発泡ポリスチレン)(extruded polystyrene )はマンションなどの建物の断熱材として使われています。
まとめ
ダンボールや発泡スチロールにもいろいろな種類があり、それぞれの特徴を生かして目的の用途に使われています!
クイズ
ダンボールにおける【フルート】とは何のことでしょうか?
答えは記事の中にあります!