年末調整ってなによ?
みなさん、こんばんは。
働いている人は11月頃に【年末調整】という言葉を聞いたのではないでしょうか?
「とりあえず書類に記入し、印鑑を押したのだが年末調整とは何かがいまいちわかっていない…」
そんな人も多いかと思いますので今回は年末調整について簡単に説明していきたいと思います。
年末調整とは?
一言で説明すると、
年末調整…一年間の所得税の計算をすること。
です。
1月から12月までの1年間に支払われた給与から差し引かれた所得税を精算することです。所得税は年収に応じて納める割合が変わってきます。
年収195万円~330万円の人だと、給与の10%を所得税として納めなければならず、330~695万円の人だと20%で…
このように年収が多ければ多いほど税率も上がっていきます。
所得税は【源泉徴収】という名前で、毎月いくらか引かれていますが、正確な値ではありません。
「Aさんはひと月でこのくらい稼いでいるから、一年間だったらこのくらいになる。だったら、所得税は一月当たり○○円くらいになるだろう」
というだいたいの予測から引かれています。
源泉徴収は概算で、生活事情は考慮されていませんので、年末に改めて計算しなければいけません。
その時行われるのが【年末調整】です。
給与を受け取った人が税金を多く払っていた場合には返金で、少なかったら取られます。
以前説明した確定申告とやっていることはほぼ同じです。誰が納税するかが違います。
簡単に説明すると、確定申告は個人で行い、年末調整は会社で行います。
しかし、数はもちろん少ないのですが年末調整と確定申告の2つとも必要な人もいます。副業で20万以上稼いでいる人や、2つの会社で働いていて、給料が20万を超えている人などです。
アルバイトで家族の扶養に入っている人でも必要な書類を提出しなければいけません。ほとんどは会社側で処理してくれると思うのですが、名前や住所の記入、印鑑などが必要になります。
アルバイトの話が出てきたのでそれに関連する話をすると、
「年収103万超えるとなんかある」という話をどこかで聞いたことがあると思います。
103万円を超えるといったい何があるのでしょうか?
じつは所得税を納めなければいけません。また、家族からの扶養から外れて、家族の負担額が増えます。
ですので、103万円は超えないようにしましょう。
所得税の控除を受けられる人がいます。
控除を受けられる人は
- 配偶者
- 勤労学生
- 障がい者
などです。詳しくは国税庁のホームページに載っているのでリンクを張っておきます。
最後に、年末調整を行わなったら、懲役や罰金が科せられます。
まとめ
年末調整は所得税の計算をするためのもの!絶対に無視してはいけません!
クイズ
年末調整とは簡単に説明すると何でしょう?
答えは記事の中にあります!